駆け引きしない!婚活のススメ

成婚ものがたり

30代同年代成婚

30代女性さん、2歳年上の国家公務員さんとご成婚です。
とても硬派な彼で、プロフィールのお写真も「若干こわい?(失礼!)」(すみません!)。そのうえ、お見合いのときに、お話はそこまで盛り上がらなかったそうです。ただ、堅苦しいほど真面目なところが好印象で「この人とだったら結婚してもいいな」と直感で思ったのだとか。それまでのお見合いとはなんとなく違う、そんな気がしたそうです。

スロースタート・・・でもあきらめない!

無事に仮交際成立!ですが、お互いに仕事が忙しく、最初のデートが決まったのは、お見合いから1ヵ月後でした。しかも、彼から最初のLINEが来たのは、ファーストコールから1週間後(!)だったそうです。

「最初のデートが決まらない」「連絡が来ない」

よくあるお悩みだと思います。「他にもお見合いしてるのかな?」「私はキープかな?」と不安にもなりますよね。最初にうまくやりとりができなくて気持ちがダウンしてしまう・・・よく受けるご相談です。
ですが、彼女は考えても仕方のないことは考えず、これをネガティブには捉えませんでした。
「まだ知り合ったばかりだし、考えすぎても仕方ない。ご縁があればつながるだろうし、まずは好きになってもらえるよう、私にできることをしよう」
少し遠距離交際だったのですが、デートの時は毎回彼女の方が、彼の住まいの近くまで出向いていたそうです。

「距離があって、向こうは仕事が忙しくて、なかなか会えない・・・だったら、融通が利く自分が会いに行けばいいんだ!と思いました。こちらが女子だから来てもらう、女子だからやってもらうのが当たり前、って考えるのはやめようって。一緒にいたいと思える人なんてなかなか出会えない、だったら、そこは変に駆け引きする必要はないんじゃないかって」

すごく素直で、健気ですよね。婚活で「こうしたほうがいい」とか「モテるためのテクニック」とか、いろいろありますけれども、うわべのテクニックは、所詮、うわべだけのものです。もちろん、しないよりはしたほうがいいのですが、だからといって劇的に人の心を打つほどの効果はないのです。心から「こうしよう。こうしたい」と思ってする行動、その誠実さだけが、結局人の心を動かすのだと思います。

彼女の場合、お見合いで「いいかも」と思ったけれど、仮交際に入ったらなかなか連絡が取れない・・・デートが決まらない・・・。そこで「もう駄目だ」ではなく、「私にできることをしよう」と考えたことが、とても素敵だな、と思います。期待しすぎず、でも勝手な想像であきらめたりもしない。
婚活をしていると、誰しも傷つくのがこわくて、「しなくていい」理由を探しがちだと感じています。
「自分から積極的にいって、うまくいかなかったら傷ついてしまう」いやだと思う気持ち、すごくよくわかります。「まだこっちだってそんなに好きでもないのに、なんで自分ばっかり誘わないといけないの?」納得できない気持ち、わかります。
ですが、双方がそういう気持ちでいると、進む交際も進みません。仮交際で変な駆け引きは必要ありません。「また会ってもいい」そう思う気持ちがあるのなら、男性だろうが女性だろうが、自分から行く。最初にうまくやりとりができていないのなら、なおさらです。

彼を振り向かせた気遣いと行動とは?

  • 自分から会いに行った
  • いつも笑顔で、お相手の話をよく聞くようにした
  • 親しみを込めて、お相手の名前をよく呼ぶように心がけた
  • お見合いや交際中に話した内容をしっかり覚えて、次に会ったとき会話を拡げた

どれもちょっとしたことです。ですが、誰しもお相手にしてもらえると嬉しいことばかりです。「自分がしてほしいことをする。されたら嫌なことはしない」シンプルですが、大事なことです。

仮交際に入って5ヶ月ほどで真剣交際に、その後は順調に成婚まで進みました。
彼の方も、デート中の彼女の話をよく覚えていてくれて、彼女が「食べてみたいな」と何気なく言ったお店を調べてくれたり、デートプランの候補はいつも複数挙げて、彼女に選ばせてくれたそうです。彼女がしてあげたことは、そのまま彼もしてくれて、結局は、彼女に返ってきているのです。
成婚の挨拶のときには「忙しい仕事なのに、私を喜ばせようと努力してくれているのが伝わってうれしかったです」と惚気てくださいました。お互いがお相手を大事に思って行動できる、本当にお似合いの誠実なカップルさんです。

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