ネットサーフィンをしていると「彼女いない歴＝年齢」「喪男」という言葉で自虐する男性の投稿をいまだに見かけます。オタク界隈の男性さんは一度ならず目にしたことがあるでしょう。
ネタとして書かれている部分もあるとは思いますが、中には「うーん違うと思うけどなあ」「そういうことじゃないんだけどなあ」と思う書き込みも多いです。
今日は「オタク男子は本当にモテないのか？」をテーマに、今どき相談所婚活をお話ししたいと思います。
学生時代のモテ非モテを引きずる男たち
「子供の頃からスポーツが苦手だった」「女子とほとんど話せなかった」
そんな学生時代の苦い思い出に囚われてしまっている人がいます。逆に：
「学生時代、サッカー部でモテていた」「女子とは結構仲良かった」
その思い出に囚われている人もいます。
どちらも婚活では苦戦しています。前者は「自分には女性を惹きつける要素がない。モテるわけがない」という思い込みですし、後者は「フィーリングの合う人とは自然と惹き合うもの。今出会いがないのは環境のせい。婚活でも無理せず自然体でいい」という思い込みです。
はっきり言って、学生時代のモテ要素は、一旦社会に出れば無価値です。会社の同僚とサッカーしますか？スポーツが得意だからって、それを披露する場がありますか？そもそも同僚が運動神経いいかどうか？なんて気にして仕事してますか？
女子と話すのが苦手だった・・・だからって、今、仕事で女性と話せない・・・なんてことがありますか？業務上必要な場合は、老若男女関係なくコミュニケーションが取れてこそ社会人だと思います。
女性から好感をもってもらうのに、運動神経は関係ありません。また、社会人になれば、必要なコミュニケーション能力はある程度備わっているはず。「異性として意識すると緊張してしまう・・・」というのはあるかもしれません。ですが、これも基本的なコミュニケーション能力があるなら、場数を踏めば解決できる問題です。
逆に、学生時代モテていた人も、今、何年も恋人がいないのであれば、それが現実なのです。過去は過去、よい思い出として大事にするのは良いのですが、過去の成功体験に囚われていたら、良い婚活はできません。「10代20代の頃は無理しなくても彼女ができた」だからって、それが今、努力しない理由にはなりません。そういう男性さんはよく「フィーリング重視です。条件は関係ありません」とおっしゃいますが、フォーリングが合うかどうか、それを見極めるためには、ある程度交際してみる必要があります。１度２度会って「ピンと来ない」で断っていては、誰ともフィーリングなんてあいません。また、ピンと来ないからと交際に受け身でいては、良いご縁だって逃してしまいます。
ここは婚活の場です。お相手女性さんも、他の方と比較してあなたを見極めに来ています。やる気のない態度、積極性に欠ける態度でいては「いい人かもしれないけれど、私に興味がないみたい」と判断され、素敵な女性さんは積極的にアピールしている他の男性さんにどんどん取られてしまいます。
まずは、学生時代の呪縛から自由になりましょう。人として未熟だった10代の頃に受けた評価、それが良いものであれ悪いものであれ、囚われる価値のあるものではありません。
「一億総ゆるオタク時代」の結婚条件【新３K】とは？
アクア・マーストは20年以上婚活最前線に身を置いているのですが、ここ何年かの顕著な特徴として、「漫画・アニメ・ゲームを趣味に記載する人が男女ともに急増している」ことが挙げられます。一昔前であれば、「漫画・アニメ・ゲームは子供の娯楽、大人になったら卒業するもの」という認識だったため、漫画好きは「読書」に置き換えて、またゲーム好きは隠して婚活する人も多かったのですが、最近は全くそういうことはありません。大人の視聴に耐えうる漫画・アニメ・ゲームが増えたこともあり、成熟したサブカルチャーとしての市民権を得ています。ですから、婚活でも堂々「漫画・アニメ・ゲーム」好きを前面に出して活動することをおススメしています。
実際、IBJで「プロフィールに漫画（マンガ）を記載している活動会員」を調べてみたところ、男性で15％女性で14％でした。また「ゲームを記載している活動会員」は、男性で18％女性で10％でした。
（※2023年2月現在）
つまり、ランダムにプロフィールを見ていったとしても７人に１人は漫画について記載があり、女性であっても１０人に１人はゲームについて記載があるのです。これは全ての年代で検索をしているので、20代30代に限って言えば、もっと率は上がるはずです。
かつて、女性が掲げる理想の恋人（夫）条件に「３K」というものがありました。若い人は知らないかもしれません。「高身長、高学歴、高収入」というものです。しかし、これはもう過去のことです。
学歴もキャリアも自分の力で手に入れることができる今どき女性は、自分の価値は自分で決めます。自己実現は自分の力で行います。ですから「背伸びしない恋愛、結婚」を望む傾向になっています。
そんな今どき女性の掲げる「お相手に望む新３K」という条件があります。これは：
- 価値観が合う
- 金銭感覚が合う
- 雇用形態が安定している
ソフト面重視、また低リスク重視とも言えるかもしれません。そんな彼女たちにとって、多くのオタク男子は「理想的な結婚相手」の条件を十分兼ね備えているのです。つまり：
- 誠実である（浮気しない）
- 堅実な人生観（仕事に真面目）
- 雑学、リサーチ力がある（頼れる）
- 趣味がある（束縛してこない）
- 周囲に優しい（家族を大事にする）
- 自分もオタクなので一緒にいて楽
自分の世界があって、誠実。
このような理由から、多くのサブカルチャー好きの男性が婚活女性に選ばれています。
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モテない理由は別にある！
もし、あなたが婚活で「モテない（お見合いは組めるけど仮交際に入れない、仮交際に入っても長続きしない）」と感じているとしたら・・・それは趣味のせいではなく、他に原因があります。
- ファッションに無頓着（ダサい）
- 女心を知ろうとしない（コミュ力）
- デートより趣味を優先する
- 興味関心が狭い、うんちくが多い
- 生活力がない（家事を親に依存）
- ２ちゃんねる脳（女性蔑視）
この中でも、見た目の改善が一番簡単で即効性があります。例えばですが：
- 床屋ではなく美容院に行く
- 服は毎年買い替える
- ファッションに興味がないならモノトーンでそろえる
- 歯医者に行く（矯正、ホワイトニング）
これだけでも、ずいぶん結果は変わってくるはずです。髪型で見た目年齢は大きく変わります。美容院で似合う髪型、白髪染めをしてもらいましょう。婚活中はカット代はケチらず、１～２ヶ月に一回は美容院に行きましょう。また服はユニクロのような大型量販店で十分です。その代わり、毎年買い替えてください。買い替えることで「いまどきの流行」が押さえられますし、着古した感じがなくパリッとします。女性が重視する清潔感につながります。
また、女性から多いNG理由に「歯並びが悪かった」「歯に清潔感がなかった」「鼻毛が出ていた」というものがあります。特にマスク時代の今、ある程度交際が進んだ後、これが理由でダメになってしまうケースも多発しています。自信を持って笑うためにも、思い切って歯列矯正、ホワイトニングをしてみましょう。そこまでは…と抵抗のある方も、半年に一度は歯医者に行ってクリーニングだけでもしてもらってください。2,000～3,000円ほどですが、これでもずいぶん効果があります。
見た目改善の次は、身の回りです。共働き前提の今の時代、結婚相手に「家事ができること」を条件にする女性さんは年々増加しています。交際中も「家事ができる人かどうか」という視点でお相手を観察しています。
ですから、実家暮らしの人は、まず「掃除、洗濯、整理整頓」を自分でするようにしましょう。休日は「料理」にも挑戦してみる。
独り暮らしの人も、最低限ではなく人を呼べるような居住空間を整え自炊する。令和の時代、家事能力は仕事ができることと同じくらい重要なことなのです。
そして、婚活がうまくいっていないな・・・と感じる人の特徴として「人への興味関心が低い」という点があります。これは男女ともにです。
彼女がほしいなら、結婚したいと思うなら、まずは人に興味関心を持ってください。頭に思い描く理想の女性とは違っても、です。縁あって知り合った人に、自分に好意を持ってくれる人に関心を持てるかどうか？きちんと関われるかどうか？これはあなたの人間力です。
お見合いで目の前に来た女性さんが「あれ？俺の期待と違うかな」と思う人でも、練習と思って礼儀正しく、丁寧に接してください。お相手も、あなたと同じ、感情を持つ一人の人間です。そういう気持ちがあれば、ひどい態度は取れないはずなのですが、ときどき「会った瞬間に、ないと思われたようで、何を話しかけても無言でした」「やる気がなかったみたいで、何度も時計を見ていました」「貧乏ゆすりをしていました」このような悲しい報告が入ります。あるいは、交際相手には紳士的に振る舞っていても、お店の店員に横柄な態度を取る人がいます。女性はあなたのそういう振る舞いも細かく観察しています。「いつでも」「誰に対しても」礼儀正しく、親切に振る舞えるか？それができない人は、残念ですが、婚活ではなかなか苦戦する傾向があります。
結婚相談所婚活でも、結婚の決め手になるのは【価値観・フィーリング】です。清潔感ある見た目を整え礼儀正しいコミュニケーション能力を身に着けたら、あとはあなたの人柄次第です。あなたが誠実で優しい人なら、必ず理解してくれる女性が現れます。自信を持って婚活しましょう。
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