仮交際が長続きしない…盛り上がらない人の対処法

プレ交際(仮交際)

shindoi

「婚活がうまく行かない原因と解決方法」シリーズ第3回は「交際が長続きしない」の原因と対処法です。
「仮交際に入っても2~3回デートをすると終了になってしまう…」「このままでは誰とも真剣交際に入れる気がしない!」今日はそんなお悩みに回答していきます。

好きになれない

「お見合い後、何度か会ってみたけれど、恋愛感情がわかない」
「いい人だと思うけど、好きというほどでもない」

男性の場合は、交際終了でよいと思います。男性は女性に比べ、恋愛は視覚から入ります。何度かお会いしても女性としての魅力を感じないのであれば、なかなか進展しにくいケースが多いのです。

一方で、女性の場合は、少し結論を待ってください。女性の恋愛感情は、まず人として信頼できる、安心感がある、と確信してから生まれるケースが多いです。ですから「絶対に無理」と思う理由がない限り、結論を急がずお相手を観察してみましょう。

「人を好きになったことがないから、どういう状態が好きってことかわからない・・・」

このお悩みも、特に女性からよく寄せられます。
その場合、やってみてほしいことは:

  • 比較対象を作ってみる(他のお見合い、交際をする)
  • 固定観念を捨てる
  • 条件を緩和する(出会いの間口を広げる)

まず、比較対象を作ることで、交際相手の良いところに気がつけます。良いところがたくさん見つかれば、自然と好感を抱くようになるでしょう。
逆に、交際中「え・・・なんでそういうことを言うの?」と思っても「でも、私が気にしすぎなのかな・・・」で我慢していることがあるかもしれません。もちろん、嫌だとおもうことを言われたりされたりしたときには、きっぱり「やめてほしい」と伝えるのが一番良いのですが、交際初期は遠慮もあって、なかなか言えなかったりもしますよね。モヤモヤした気持ちでは、やっぱり心からその人を好きにはなれません。他の異性とも会ってみることで、気にしすぎなのか、それともやっぱり価値観が合わないのかがはっきりします。

そして、今ある恋愛に対する固定観念を一旦捨ててください。
例えば「好きなら毎日会いたくなるはずだ」「会っててもどきどきしないのは好きじゃないから」だからこれは恋愛感情ではない・・・と結論を出さないでください。

人を好きになるタイミング、早い人もいれば、少し時間がかかる人もいます。それは、人それぞれです。ドラマのような恋愛を誰しもするわけではないですし(現実にはなかなかないファンタジーだからこそドラマになるのですから)何が正解ということもありません。

漫画やドラマで知らず知らず植え付けられた固定観念を、まずは一旦捨ててみましょう。
仮交際中は「もう一回会ってもいいかな」「お友達としてならもう少しお付き合いできるな」と思えたなら、上々です。結論を急がず、まずは目の前の関係を育んでみましょう。

それでも、やっぱり「誰とも真剣交際に進めない・・・」「いい人だし、条件的にも申し分ないけれど、結婚を考えると憂鬱になる」のであれば、一度、結婚相手に対する条件を見直してみてください。

頭で考える「自分にふさわしい相手」「理想の条件」にこだわりすぎて、そういう人と仮交際に入ると:

「こんなに素晴らしい人が、私がいいと言ってくれてるのだから、贅沢を言ってはいけない」
「好きになれないなんて、わがままだ」
「この人を逃したら、もうこんなに良い条件の人とお見合できないかもしれない。好きになるべきだ」
と自分を追い詰めて、苦しくなっているケースがあります。

条件は、確かに大事です。ですが、結婚はゴールではなく、新しい生活のスタートです。最初から無理をして自分を押し殺して結婚しても、それは長続きしませんし、しあわせな結婚には程遠いものになります。やはり最終的には、フィーリングが大事になります。そして、そのフィーリングが合う人、価値観が合う人、というのは、意外と自分でもわかっていないものなのです。多くの成婚者さんが「最初に思っていた条件とが全然違う人だったのですが、会ってみるとこの人だ!と思いました。何をそんなにこだわっていたのかな、と思います」とお話になっています。

連絡を取り合うのが面倒

「知り合ったばかりの人に電話をかけるのは気が重い…」
「まめにLINEしなきゃと思うけど、話題がない…」

電話やLINE、これが簡単にできるなら、交際に苦労しませんよね。私もよく知らない人に電話をするのは緊張しますし、かかってくるのも憂鬱なタイプなので、その気持ちはよくわかります。

ですが、まずは連絡を取り合わないことには交際は進みません。まずは共通の話題作りのため、お相手の情報を集める!そう割り切って、義務でいいので連絡を取りましょう。
連絡の頻度、パターンはカップルそれぞれですので、これが正解!というものはありません。2人ともストレスがない、不満がないのなら、毎日連絡を取るでもいいし、週末だけでも構いません。そこもフィーリングです。まずは、お互いが心地よい連絡頻度(パターン)を探ってください。

  • LINEは短い文章で、テンポよく
  • 朝来たLINEには夜までに返信、夜来たLINEは朝までに返信
  • 最初は義務感でいい面倒で当たり前!それが普通
  • 「忙しい」は禁句!
  • 電話は習慣にする

何気なく口にしてしまう「忙しい」ですが、これを言ってしまうと、お相手に「連絡したら迷惑かな」「忙しいなら別の人探そう…」と思わせてしまいます。「忙しい」を連絡が取れない言い訳にはしないでください。どれだけ忙しくても、電車を待つ間に、ご飯をレンジで温める間に、LINEひとつ送ることはできるはずです。
連絡できない理由に「忙しくて」はNGですが、正直に「自分から電話するのが苦手で・・・でも、かかってくるのは嬉しいんです」というように最初に断りを入れておくのはおススメです。
正直かかってくるのも憂鬱だとしても(笑)そこは少し頑張って歩み寄りましょう。電話は習慣です。例えば、毎週金曜日の夜は電話する、と決めてしまえば、それがルーティンになれば、どうってことなくなります。2人で、2人が無理をしないルール作りをしていきましょう。

距離が縮まらない

最初の2~3回は「楽しい時間を過ごすこと」を目標にしてください、とアドバイスしています。ですが、ランチやお茶をするだけの、短いデートを繰り返していても「可もなく不可もなく」「会えばそれなりに楽しいけど、好きになれるかどうかわからない」で終わってしまう・・・よく寄せて頂く相談です。お互い、会っている間は良く見せようと取り繕いますし、なかなか素の部分が見えないのですよね。お相手の素が見えないのなら、見えてくるような状況を自分で作りましょう。

  • 深い話をしてみる(結婚観、打ち明け話)
  • 長時間デートをする(半日デート、車で遠出)
  • 家族や友人に会ってもらう/会わせてもらう
  • 好意や感謝を自分から口にする

まず、長時間デートがおススメです。
長い時間一緒にいても気疲れしないか?ちょっとした沈黙が居心地悪くないか?
この2つは重要です。成婚するカップルの多くが「居心地がいい」「一緒にいてラクチン」というのを結婚の決め手に挙げています。
「この人、一緒にいて疲れないな」と思える人は貴重です。そんな人に出会ったら、思い切って深い話をしてみましょう。結婚後の仕事、住まい、将来のビジョンなど。いきなり話しにくければ、自然とそういった話題が出せる場所に行ってみましょう。例えば、家電売り場や家具屋、生活雑貨のお店など、生活感のあるお店をぶらぶらしてたら、自然と料理や家事の話ができますし、何にお金をかけるのか?金銭感覚、価値観も見えてきます。生活の様子が想像できます。
真剣交際を少し考えられるようになったら、家族や友人にも会ってもらいましょう。自分が大事だと思う人から、あなたの彼氏/彼女として相応しいと太鼓判をもらえたら、あなたも安心しますし、また、家族や友人に会う/会ってもらうことで、自然とお互い「真剣交際」を意識した交際に発展します。

良い関係を築いていくには、意識して好意や感謝を口に出すことも大切です。例えば駅まで送ってもらったとき、ご馳走してもらったとき、座る時椅子を引いてくれたとか、食事を取り分けてくれたとか、そんなちょっとした心遣いに対しても「ありがとう」「嬉しいです」と伝えましょう。「好きです」という言葉はなかなか言えないかもしれません。ですが、仮交際のうちは、こうしたちょっとした感謝、好意でいいのです。そんなに難しく考えず、あなたが言われたら嬉しい言葉を、お相手に送ってください。あなたが差し上げた言葉は、あなたにもきっと返ってきます(同じように好意や感謝を返してくれる人かどうか?観察する良い機会でもあります)。お互いが感謝と好意を伝え合う関係は、高確率で良い交際を育みます。

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別の交際/新しいお見合いに目移りしてしまう

相談所婚活、複数交際や並行お見合いはOKですよね。みなさん、並行して進めています。とは言え「二兎を追うものは一兎をも得ず」のことわざどおり、「大事にしたい」と思う交際ができたら、新規のお見合いは一旦ストップしましょう。

これができない人は、ズルズル婚活が長引くパターンです。誰だって結婚できるのは一人だけ。どこかで心を決めて、先に進まないといけません。
今、目の前にいる人に集中してください。「もっといい人がいるかも」と思っても、一度は目の前の人に全力で、誠実に向き合いましょう。もちろん確信が持てない時は、比較の目的で1つ2つお見合いをしてみるのは良いと思います。ですが、キープの期間を引き延ばしすぎると、お相手にも見限られてしまいます。

お見合い→仮交際→数回デートして交際終了…これを何年も繰り返してしまうと、婚活=趣味になってしまいます。婚活はある程度期限を決めて、集中して行うものです。「結婚したい今出会えた人が運命の人」と思って、まずは誰かと真剣交際に入ってみるのも経験です。

先に進むのがこわい

結婚するために婚活をしているはずなのに、交際が進みそうになると、必ず何かしら不安要素を探し出す人がいます。
遠方の人だとわかってお見合いをしたのに、交際が進むと「やっぱり地元を離れられない」「今の職場、すぐに辞めたら迷惑がかかる」と言い出したりするパターンです。あるいは「服や靴にお金をかけているみたい。金銭感覚が荒そう」「家で全く自炊していない。家事ができなさそう」などと、お相手と話し合うことなく想像で過剰に心配しているパターンもあります。

この場合、実際にはお相手に問題があるのではなく、「先に進むのがこわい」というあなたの心が課題になっています。一歩踏み出す勇気がないと誰とも先には進めません。

真剣交際に入ったからといって必ず結婚しないといけないわけではありません。「違うな」と思えば交際終了すればいいのです。その場合も、相談所が間に入って伝えるので仮交際と何も変わりません。「この人だ!」という確信がなくても真剣交際に入っていいのです。

お相手の気になる言動は、もちろん話し合うべきですが、今は独身なのですから、多少趣味にお金を遣ったり、毎日自炊をしないのは当然のことです。「結婚したら変わってくれるか?」そこを見るべきであって、そのためには2人でよく話し合うことです。想像で心配して、不安の種を育てていては、誰とも交際は続きません。時にはお相手と向き合い、必要ならぶつかる勇気も必要です。波風が全くないまま、言い合い一つもしないまま結婚するカップルはいません。大なり小なり課題を乗り越えた先に絆が生まれるものです。

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